「長岡京セブラボ古本市」が終了しました

イベント参加

「長岡京セブラボ古本市」が終わりました。主催運営してくださったみなさま、ブースに足を運んで下さった方、古本をお買い上げいただいた方々、本当にありがとうございました。

今回初めてイベントに自分でブースを出してみて、いくつか大きな気づきがあったので、忘備録として書き残します。

概要

天気はくもり予報でしたが、時折強い日差しがさすお天気で、最高気温は26℃。けっこう暑かったです。私の体力的にはギリギリで、要らないかもと思いつつ持参した日傘がなかったら、今頃日焼けで苦しんでいたことでしょう。多分。

出店者のブース数は27。会場が駅に近いこともあり、会場前のセブン通りの人流は終始途絶えず、出店者以外のお客さんもポツポツ立ち寄られていて、私にとってはちょうどいい大きさのイベントだったと思いました。

バトンタッチできたのは6冊。写真関連が3冊。糸井さん関連が2冊。その他1冊という内容でした。

ZINEは1冊、他の出店者さんと交換しました。他は動かず。ポスカもおまけは動きましたが、販売用と思っていた品は動いていません。

自分が購入したのはZINE3冊。ポストカード1枚。会場内で販売されていたアイスコーヒーも暑い中でひときわおいしかったです。

気づいたこと

イベント参加の結果を測る指標

今まで同人誌即売会にいくつも参加してきましたが、委託参加のみでした。即売会イベントに参加して戻ってくる冊子数と売り上げが、私にとってのイベント参加の結果を測る指標の全てでした。時々、本の感想をSNSで下さる方もありましたけれども。

今回は同人誌即売会ではなく古本市でしたが、自分から実際に対面で出店するとぜんぜん別のイベントを測る指標が存在すると分かりました。

それはブースに来て下さったお客さんとお話しをすること。お客さんとの会話を楽しめたかどうかは大きな指標で、むしろそれがイベントの醍醐味だと感じました。

売り上げを伸ばすのは活動を続ける上でもちろん大事でしょうけれど、自分が並べた商品に興味を感じていただいた赤の他人であるお客さんと関わりを楽しめるように、出店者もお客さんもお互いにキャッチボールをする、そうしたロールプレイを楽しむ場がこうしたイベントなのかもしれないと思いました。

ゆえに選書は自分がバトンタッチしたい、あるいは打ち出したいコンセプトとして本を選ぶことも大切ではあるけれど、お客さんがブースで足を止めようと感じられる全体の並び、あとお客さんに買い物を楽しんでもらえる、自分から提供できるある意味余計なおしゃべりが大事だとしみじみ思いました。

こう書くと、ひたすら外向的にお客さんにお声がけして会話することが善という印象が強いかもしれませんが、内向的な関わりがダメという意味ではなく、無理して内向型人間が外向的に振る舞ってもあまり良いことはないでしょう。人とはたとえひとときでも合う合わないがありますし、全てのお客さんと盛り上がる会話が生まれるわけでもありません。

でも、本を通じた一期一会な出会いをお互いに楽しい機会にしたいという思いは、売り手でも買い手でも重要であると思いました。

そういう意味で、足を止めて下さったり、本を手に取って下さったお客さんに、私にはよりよいお声がけやお買い物を楽しんでもらえるような会話ができる工夫と努力が必要だなと感じました。

これはイベントに初めて出店してみて気づけた内容でしょう。イベント慣れしていらっしゃる方には当たり前でしょうけれど。

用意した方が良かったギア

今回は芝生の上にレジャーシートをしいて古本を並べました。イベント参加を決めたときは、手運びできる軽くて折りたためるテーブルを買うか悩んでいました。本を並べられる耐荷重の高い折りたたみテーブルとなると、価格が1万円近くするので今回はあきらめたのですが、やっぱりテーブルに並んでいた方がお客さんは本を手に取りやすかっただろうなと思いました。

ご高齢のお客さんも多かったので、しゃがむという行為を挟まないと本を手に取れないという心理的ハードルが高くなっていたと感じたためです。

地面にレジャーシートを敷いて並べるのは、お子様向けの本ではむしろ向いているでしょう。テーブルとレジャーシートを両方使われて並べられている方は、そうした使い分けをされていたように見えました。

他にも理由はあって、会場は芝生広場という印象でしたが、砂埃が多くとび、終了時間が近づくと商品がジャリジャリした感じになってしまったのも、テーブルがあれば少しはマシかも知れないと思いました。

あとテントやパラソルで影を作り、商品を直射日光から守るのも大事だと思いました。直射日光を浴びた黒い本などは熱でたわんだりしたので。

経験が生きたこと

手持ちのレジャーシートがアルミ色でかつカラフルなシートだったので、手持ちの黒布を持っていき、商品の下敷きにしました。

多分ですが、ただでさえ色々な色の本が並んだので、黒を下敷きにして商品は見やすくできてたと思います。

良かったこと

今回、離席して他のブースで買い求めたのは、ZINEが2冊とポストカードが1枚。交換できたZINEが1冊。どれもテーマの面白さや伝わってくる熱量を感じ、どうしても欲しいと思った品々でした。

買い求めるときに、「これはどういう商品なのか」尋ねたり、商品の周辺にある、または書かれなかったちょっとしたお話しを聞ける楽しさがありました。

例えばビーチのポストカードは、フィリピンのリゾート地だそうですが、私のフィリピンに関する知識は、台湾とインドネシアの間くらいに位置しているくらいの知識だけで、フィリピンが数多くの島々からなる国で、島の移動に飛行機を使うこともあるなど、まったく知らないお話を聞けて面白かったです。

他にもキノコのアンソロジーZINEや、カエルのアンソロジーZINE、古本市イベント参加者のアンソロジーZINEなど、ここでしか買えない商品もありました。そうした他者の熱意に触れられるZINEの周辺に存在する余談がとても興味深いお話しで、やはり会話が生まれる商品は買いたくなると実感しました。

自分のつくる同人誌やZINEも、内容を面白くするのはもちろん大前提としてありますが、対面で頒布するときに冊子のこぼれ話のようなこともできるように、今後意識していきたいと思いました。

改善点

値札を見やすくし、大きくて見やすいPOPが必要

古本にはスリップで価格を挟んでいて、最初は商品価格が本を開かないと見えませんでした。気になる商品は手に取って見てもらえるだろうと考えでした。

が、これはぜんぜん良くないと思い、スリップの価格を商品の外部に見えるようにしたところ、幾ばくか手に取りやすくなった印象でした。次回があればスリップに改善を加えたいです。

また

並べていない商品を、わざわざ「あれありますか?」と聞いてくるお客さんはいない

売りたい商品は面出ししないと、手に取ってもらえない

ということも分かりました。出店する奥深さを感じた部分です。

おわりに

細々したことはまだ書けそうですが、長くなってきたのでそろそろ終わります。

古本は一般に流通した書籍ですから、お客さんも商品を見て買うという行為が比較的容易なのだろうと感じました。

同人誌やZINEになると、偏愛的で局所的な情熱が必要だと考えていますが、そうした商品は万人向けとは言いがたく、古本を販売するより求められるハードルは高いのだろうなと思います。でも、だからこそ深くお客さんとキャッチボールできる面もあるでしょう。

対面でイベントに参加してイベントの前提がどういうものであるのか、自分がお客さんでいるだけでは分かっていなかった指標が見えたと感じた機会でした。

(おわり)

コメント

タイトルとURLをコピーしました