こんにちは。暑くなったり肌寒くなったり忙しいですね。でもここからは順調に?夏へ向かっていくような気がしています。自分の体力がどこまで対応できるのか、少し不安ですが。
さて、4月に読んだ本は他にもあるのですが、今月ご紹介できるのは1冊です。
「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」
幡野広志 (著), ヨシタケシンスケ (イラスト)
ポプラ社(2023)
この本をありがたがるつもりはないですが、経験に裏打ちされた興味深い話が書かれていました。一方、著者の生存バイアスが強い内容だとも感じました。
以下は、内容を要約しつつ抜粋した箇所です。
AIでつくれる写真は、もっと多く、当たり前になるので、AIに任せられる写真はAIに任せよう。(AIでつくりにくい写真を撮っていこうという内容)
写真におけるおもしろい人の定義は、おもしろさへの感度が高くて、自分の周りの面白さに気づく人。感動のハードルを下げていこう。
写真を見てもらうときは、写真やカメラの話をするより、どこへ、何で行って、どんな経験をしたか話てみよう。
特に最後の話は、写真展で展示しているとき、何を話そうか迷ってしまうことも多い私には、見習いたい内容に感じられました。
最後の方でスタンダードを目指そうと書かれていましたが、どのような制作でもスタンダードというのは莫大な量の制作をした上でかろうじてできるようになることと思っているため、自分には難しいと感じました。
写真を始めた初心者の方が、カメラの使い方など技術的な書籍を読む前に、手に取られることをオススメしたい本だと思いました。
おわりに
春の不安定な気候が落ち着いて、夏に入ると私はだいたいひきこもることになるので、夏場は読書が捗るかもしれません。
また来月も読書メモを更新できると良いなと思っています。ではまた。


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