今年は読書メモをつけていこうと思い、1月の読書メモを残しておきます。
並木良和『新しい人間関係のルール』
スピリチュアルの本だと受け取ったが、自分を大切にすること、執着しないことが書かれており、特に自分にとって正しい道になる基準を「こひしたふわよ」で表記してあり、迷う時もわかりやすい基準になっていると思った。
他人を気にしすぎると、自分が自分からズレて行く。
自分がしたいことに、行動を一致させていくには、「こひしたふわよ」の基準で考えていく。
こ:心地よい
ひ:惹かれる
し:しっくりする
た:楽しい
ふ:腑に落ちる
わ:わくわくする
よ:喜びを感じる
コミュニケーションとは自分の正しさを証明するためにあるのではない。
魂の声(モワーンとくる)⇔頭の声(ビビッとくる)頭の声は自我、エゴの反応。自分の欲を追求することは、魂の声から遠ざかる行為。
自分の本質、ありのままを表現して生きる→自分の人生を生きること→本来の魅力、可能性がある。
オードリー・タン(アイリス・チュウ)『何もない空間が価値を生む』
彼女の語りを書籍化したもの。
アイデアや新しい案は公開する。透明性を高めて、オープンにする。という姿勢が読み取れた。
自分と他人に共通することを探して共有し、共通しないことは補い合うという姿勢が、とても基本的でありながら、とても憧れを感じた。
自分を大切にして、他人と関わる、他人を知っていく。冷静に考え、行動し、結果はどうあれ気にしない。
シェイクスピア(著), 河合 祥一郎(訳)『新訳 お気に召すまま』
現代の恋愛にまつわる物語と比べても全く見劣りしない、古びていない印象を受けた。
登場人物が多く、時々名前と登場人物が分からなくなるが、気にせず読み進めると大体分かった。
有名なセリフ、「世界の全ては舞台。全ての人は役者に過ぎない」も、劇中セリフでありながら、ここだけ力が入っているという雰囲気でもなく、面白い流れだった。
恋愛ではいかに狂えるかが大事というような一節があったが、この感覚は自分にないため、面白い物語に思えたのかもしれない。
吉本ユータヌキ『気にしすぎな人クラブへ』
イラストレーターの吉本ユータヌキ氏が気にしすぎていることについて、心理の専門家が見方を変えて心を軽くする言葉を対話形式で記した書籍。
この本も自分を大切にするためにはどうしたら良いかという内容。
秀逸だったのは「他人と同じくらい、自分を大切にする。自分にもいい顔しないとフェアじゃない」という一節。端的で心に残る言葉でした。
おわりに
自分を大切にしたいと願う人が多いから、そういう本が増えているのかもしれません。
『気にしすぎな人クラブへ』の言葉は、わかりやすい例も多く手軽に読める1冊でした。
また近年、私は小説(短編は読めていましたが)、特に恋愛小説が読めなくなっていたので『お気に召すまま』が1時間半くらいで一気に読めたことに、自分自身驚き、またうれしく思いました。
読書メモが続けられると良いな、と思いつつ終わります。


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